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【VMware】仮想マシンの名前を変更する時に気を付けること

こんにちは。

インフラエンジニアの東海ねるです。

将来の夢は仮想マシンになることです。

 

目次

 

仮想マシンの名前を変更する理由

では、どういった時に仮想マシン(以下VM)の名前を変更する必要があるのでしょうか?

気分?いやいや、趣味のプライベートサーバならそれでも良いかもしれませんが、ビジネス用のVMをそんな適当に変えていいわけないですよね。(圧)

  • 間違った名前でVMを作ってしまった
  • 作った後にVMの名前が変更となった
  • 古いサーバと新しいサーバを入れ替えたい

それ以外の様々な理由で僕もこれまで仮想マシンの名前を変更する機会がありました。

なので、VM名を変更する作業は少なくないものと思われます。

他の仮想マシンと同じ名前にならないようにする

仮想マシンの名前を変更する時に気を付けることの1つ目は、他の仮想マシンと同じ名前にならないようにすることです。超基本的なことですが、意外と忘れがちです。

vSphereWebClientには仮想マシン名の検索機能があるので、検索してみて変更後の仮想マシン名と同じ名前の仮想マシンがないか確認してみて下さい。

他のVM環境と仮想マシン名を重複させることは出来ますが、将来的に仮想マシン環境を統合する可能性がある場合や、複数環境をツールやリストで統一管理する場合は、同じ仮想マシン名を利用しないことをオススメします。

ファイル名を変更するためにはStorage vMotionが必要

仮想マシンを構成するファイルにはvmxファイルやvmdkファイルを代表とした様々なファイルが存在します。

そういった仮想マシンを構成するファイルの名前は「仮想マシン名.vmx」と仮想マシン名を含むファイル名となっています。

ファイル名を変更するためにはStorage vMotionで一度ファイルを別の場所へ移動する必要があります。

移動すると自動的に現在の仮想マシン名にファイル名も変更してくれるので、仮想マシン名を変更した後にStorage vMotionをすることをオススメします。必要に応じて元の場所へStorage vMotionをして戻してもOKです。

仮想マシン自体の稼働には影響ないのですが、管理上仮想マシン名とファイル名が一致していないと不都合がある場合があります。

バックアップや統合管理ソフトへの影響調査

仮想マシン名を使用してバックアップしているソフトや仮想マシンの統合管理をしているソフトウェアにも影響があるかもしれません。もしそういったバックアップソリューションやソフトウェアを使用している場合、仮想マシンの名前を変更したことによる影響がないか確認をするのがオススメです。

まとめ

仮想マシン名を変更する時は他の仮想マシンと名前が被っていないか確認して仮想マシン名を決定してから、仮想マシンをStorage vMotionしてから、バックアップや統合管理ソフトへの影響がないか確認しましょうってことです。