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VMwareのスナップショットを放置すると仮想マシンが遅くなる

こんにちは。

インフラエンジニアの東海ねるです。

 

VMwareが原因で発生した障害を一通り体験している自負があります。

バグとか不具合報告しまくってるし、VMware社のデバッガーとして雇って欲しい。

というわけで今回はVMwareのスナップショットに関するお話です。

 

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スナップショットを放置すると仮想マシンが遅くなる?

何かと問題を引き起こすVMwareのスナップショットですが、

1度作成してしまえば、後は触らなくていいと思っている方、大間違いです。

スナップショットは存在するだけでギルティなのです。存在が罪なのです。

 

VMware社はスナップショットは72時間以内に削除することを推奨しています。

72時間過ぎたから仮想マシンが遅くなるわけではなく、あくまで目安です。

仮想マシンのディスクI/Oが多ければ多いほど、すぐにレスポンスに影響が出ます。

 

スナップショットをバックアップ代わりに使って1か月間くらい放置していたら、死ぬほど仮想マシンのディスク応答時間が遅くなったことがあります。

 

僕の愛読書です。大体のことはここに載ってます。

会社の経費でも自腹でもいいので、絶対に買った方がいいです。

スナップショットの統合が必要とは?

仮想マシンのスナップショットを削除した後に、スナップショットの統合が必要というステータスになることがあります。

このステータスでスナップショットの管理を見ても、スナップショットは存在しません。

ですが、このスナップショットの統合が必要というステータスでも仮想マシンが遅くなることがありました。

スナップショットないことを確認してディスクが遅い他の原因を調査していたら、結局スナップショットの統合をしたら改善したという事がありました。

こういった場合はすぐに統合処理を実行した方がいいです。

VMwareスナップショット まとめ

VMwareのスナップショットは便利ですが、バックアップにはなりません。

あくまで一時的な利用に留めましょう。

余談ですが、スナップショットが存在する状態では仮想マシンのディスクサイズを増やすことが出来ません。

物理RDMは当然増やせますが、仮想RDMや仮想ディスクは不可能です。

統合が必要なステータスの時に、Storage vMotionが失敗したこともありました。

ESX/ESXi 5.x以降はSスナップショットが存在しても仕様上、Storage vMotionは出来るはずなのですが、統合が必要だとまた違うのかもしれませんね。

 

やたらと問題を起こしがちなスナップショットとも上手く付き合っていきましょう!

以上、インフラエンジニアの東海ねるでした!

またねー!