こんにちは。
インフラエンジニアの東海ねるです。
VMwareで最強のWindowsサーバを作ろうと思ったこと、誰にでもありますよね?
僕も皆さんと同じようにCPU100コアのWindowsサーバを作ろうと思ってVMware上で設定しようと思ったのですが、WindowsがCPUを4つまでしか認識してくれませんでした。
なんでなん?!VMwareの仮想マシンの設定変えたやん?!えっ?!
100コアのWindowsサーバって作れないの?! スーパーコンピュータとかは?!
今回はCPU4コア以上の仮想マシンを作ろうと思っている貴方のための記事です。
WindowsはOSバージョン毎にCPU上限数が違う!
WindowsはOSバージョン毎にCPUを認識出来る上限値が違います。
以下が各WindowsOSバージョン毎のCPU、メモリの上限表です。
OSバージョン | ソケット数 | 論理コア数 | メモリ容量 |
---|---|---|---|
Windows Server 2008 R2 Standard edition | 4 | 64 | 32GB |
Windows Server 2008 R2 Enterprise edition | 8 | 64 | 2TB |
Windows Server 2008 R2 Datacenter edition | 32 | 64 | 2TB |
Windows Server 2012 | 64 | 320 | 2TB |
Windows Server 2012 R2 | 64 | 320 | 4TB |
Windows Server 2016 Standard | 512 | 512 | 24TB |
Windows Server 2016 Datacenter | 512 | 512 | 24TB |
Windows Server 2019 Standard | 512 | 512 | 24TB |
Windows Server 2019 Datacenter | 512 | 512 | 24TB |
例えば、Windows Server 2008 R2 Standard のソケット数は4が上限なので、
8コアにしたい場合は、仮想ソケット数を4、ソケットあたりのコア数を2に設定する。
512コアのサーバなんて何に使うのよ…。512の処理を同時に処理したいことある???
メモリも24TBって下手したらディスクにすらそんなにデータないよ。
24TBて。メモリリークしてない???
RedHatのCPUとメモリの上限値はWindowsを超える
ちなみにRedhatはバージョン7でCPUは5120コア、メモリは64TBまで認識出来ます。
計算系のハイパフォーマンス・コンピューティングを求めるのってUnix系OSが多いですもんね。Windowsでガリガリ計算しないですよね。
仮想マシンの設定はWindowsでもRedHatで同じです。
CPUならソケット数とソケット毎のコア数を設定するだけです。
メモリなら容量指定するだけです。超簡単ですね。
仮想化って本当に便利ですよね。ボタン1つでCPUもメモリも増やし放題ですもん。
とはいえ、基本的にESXが稼働している物理サーバの限界は超えれないですけどね。
最強の仮想マシンを作ってたくさん仕事してもらいましょう!
人間がいつか仕事をしなくてよくなるように!